【宝塚記念2019】全頭考察と予想｜海外遠征帰りをどう評価するかがポイント？
宝塚記念2019の全頭考察と予想を中心とした記事です。
2019年6月23日(日)に施工されるＧⅠ「宝塚記念」。上半期最後のＧⅠということで1頭1頭解説していこうと思います！今回は海外遠征帰りの馬をどう評価するかが鍵になりそうですね。それではまずはレースの概要と予想オッズを見ていきましょう。
宝塚記念 概要
距離：阪神 芝2200m
条件：ＧⅠ
賞金：1着賞金1億5000万円
出走条件：サラ系3歳以上（国際）（指定）
負担重量：定量
予想オッズ
1人気 キセキ 3.3
2人気 レイデオロ 3.5
3人気 アルアイン 5.5
4人気 リスグラシュー 5.6
5人気 エタリオウ 5.9
6人気 スワーヴリチャード 8.4
7人気 マカヒキ 20.7
8人気 クリンチャー 31.5
9人気 スティッフェリオ 79.6
10人気 ノーブルマーズ 88.2
11人気 ショウナンバッハ 171.7
12人気 ソールインパクト 224.9
13人気 タツゴウゲキ 322.6
全頭考察
では、全頭考察に移ります！
アルアイン
前走の「大阪杯」で久々のＧⅠ制覇となったアルアイン。阪神コースは4戦3勝と相性が良く、距離2200mも3戦して2着が3回と堅実。前走が2年ぶりの勝利となったことからもなかなか勝ちきれないものの、ＧⅠでも常に上位争いを演じるなど相手候補としては最適。また過去の実績からは1600m～2000mが最適距離と見るのが妥当で、前走からの1ハロン延長がＧⅠの舞台でどう影響するかが鍵になりそう。
エタリオウ
最強の1勝馬として名高いエタリオウ。その成績は11戦1勝（1-7-0-3）、なんと重賞での2着が4回と陣営は何度も悔しい思いをしてきた。今回はなんとかタイトルを取らせたい思いから癖馬を扱うのが非常に得意な横山典を鞍上に迎え、新コンビに期待する声が大きい。しかし、馬の仕上げ面を考えるとタイトル奪取の可能性が高かった天皇賞（春）がメイチだと考えており、ジョッキーの選択もミルコ騎手がスワーヴリチャードを選んだことによるネガティブ理由だと推測する。どんなレースをするのかワクワクする部分はあるが、馬券的な信頼度は低そう。
キセキ
こちらも菊花賞以降、能力を見せながら惜しい競馬が続いているキセキ。先行力もしっかり持ち合わせており、相手次第では逃げる可能性もある。コーナー4つ内回りの本舞台では理想的なレース運びができそう。また昨年秋、一昨年秋と使い詰めの印象があったが今春は休み明けの大阪杯から十分に間隔を空けて宝塚記念と理想的なローテーションと見る。心配なのは上半期いまいち流れに乗れていない川田騎手という点か。
クリンチャー
昨年の凱旋門賞にも挑戦したクリンチャー。昨年の海外遠征以降、成績が下降しているが、前走天皇賞（春）の3200m適性に望みをかけた人も多いはず。その中で10着というのはやはり衰えを認めざるを得ない。重馬場適性を考えて狙っている人が多いと思うが、馬場が渋った日経賞、有馬記念と凡走している点を考えると評価しづらい。
ショウナンバッハ
2走連続上がり最速を記録しているショウナンバッハ。おそらく最後方につけて、バテた馬を3頭以上交わし10着以内（GⅠは10着以内に賞金が出る）に入るのが目標。
スティッフェリオ
福島記念→小倉大賞典と重賞連勝で充実期を迎えたスティッフェリオ。挑戦者の立場で挑んだ前走大阪杯では勝ち馬と0.5秒差の7着と食らいつく走りは見せた。大阪杯は前残り決着となっただけに2~3番手でレースを進めた同馬はあまり評価できるものではないが、好位置につける先行力は魅力。
スワーヴリチャード
昨年の大阪杯から勝ちが遠ざかっているスワーヴリチャード。ＧⅠや重賞でも掲示板入りとそれなりに走っているものの、近走は目立たない成績。そんな中、前走のドバイシーマクラシックでは初の海外挑戦ながら3着と復活の兆し。本来、左回りが得意な馬だけに右回りに変わる点をどう評価するかがポイント。
ソールインパクト
近走は2500m以上の重賞で掲示板を確保しているソールインパクト。2200mに変わり、メンバーも一気に強化される今回はさすがに力が足りない印象。
タツゴウゲキ
一昨年の夏に重賞連勝でサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いたタツゴウゲキ。夏に調子を上げるのは確実だが、前走が1年前の宝塚記念15着と1年ぶりのレースとなる今回はさすがに評価しづらい。
ノーブルマーズ
忘れてはならない昨年の同レース3着馬ノーブルマーズ。もちろん今回も陣営は一発を狙いたい思いがあるはずで、京都記念（2月）→休養→鳴尾記念（6月1週）→宝塚記念（6月4週）と理想的なフォーメーションを組んできた。しかし昨年の宝塚記念以降、全く馬券に絡めていないだけに穴人気するようなら狙う必要はない。
マカヒキ
最強世代と呼ばれた2016年のダービー馬マカヒキ。その後、一息な競馬が続いている印象だが、2000~2200mの距離では必ず掲示板に入るほど堅実な走りを見せている。中でも先行馬有利の流れになった前走大阪杯では、最後方から上がり最速を繰り出し4着に入るなど確実に復調気配。枠順次第ではあるが、後方待機から岩田騎手お得意のイン突きを狙っていると予想する。
リスグラシュー
勝ちきれない印象はあるものの、舞台を問わず必ず好走するリスグラシュー。昨年のエリザベス女王杯で初ＧⅠ制覇後、香港ヴァーズ2着、金鯱賞2着、クイーンエリザベス女王杯3着と勝ちきれずとも非常に素晴らしい末脚を披露してきた。個人的には2走前の金鯱賞を高く評価しており、大阪杯を制したアルアインや同レース5着だったエアウィンザーに完勝している。海外帰りで体調面が心配だが、陣営は昨年ＧⅠを勝った2200mという距離に照準を合わせ、ここを目標に仕上げていると予想。
レイデオロ
2017年のダービー馬で天皇賞（秋）などＧⅠ3勝の実績を誇るレイデオロ。毎回、非常に堅実な走りを見せているものの海外遠征が不得意なのか前年に続き、ドバイシーマクラシックは着外。前走では8頭中6着と予想を大きく裏切る結果となったが、スローペースで折り合いがつかず消耗したことが原因としてはっきりとしており、能力で負けたわけではないと判断できる。今回はキセキがペースを作る可能性が高いため、スローに流れることは考えづらい。前走の結果で人気が落ちるようなら積極的に狙うのも手。
データ分析
宝塚記念のコース分析、脚質別データ、枠別成績、天気予報は先日の記事でご紹介しました。こちらも是非、ご覧ください(^^)/
☆データ分析記事はこちら
衝撃のデータ
宝塚記念のデータを調べると、過去20年である人気の馬が馬券によく絡むという衝撃のデータを発見しました。相手候補の穴馬を選ぶにはこれぐらいの人気が良さそうですね！
「過去20年で馬券によく絡む人気」は、
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全頭考察分析まとめ
海外遠征帰りや大阪杯、天皇賞（春）などの国内組など臨戦過程が様々で予想しづらい印象の今年の宝塚記念。凡走もあり得る前走海外組に全幅の信頼を寄せるのは危険だと考えており、ここを目標としてきた国内組を中心に考えたい。また阪神2200mというスタミナと適性が問われる舞台であることから、素晴らしい先行力があり、長距離実績も抜群と文句の付けようがないアノ馬を狙いたいと考えています！
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